こんにちは、治療家あかねです!
久々に共感&続きが気になって一気に読めた小説があったので記録として。
子育て中のママは絶対共感するヤツです。

あらすじ
夫の実家がある静岡に引っ越してきた専業主婦のあすみ。
息子たちの子育てに忙殺されるライターの留美子。
生活のため仕事を掛け持ちするシングルマザーの加奈。
小学3年生の「石橋ユウ」を育てる3人の母。
彼女たちの平凡な毎日は、ほんの些細なことをきっかけに崩れていく。
いくつものエピソードを積み重ね家庭生活の危うさを描ききった衝撃作。
「虐待なんて自分には関係ない」と思っている人にこそ読んで欲しい1冊。
我が子に手をかけたのは一体誰?
子供の頃は何かと親から怒られた。
うちの父親はモラハラ気味だったし、母は天然なのか?
かけてくれる言葉が全く意味不明でなんのフォローにもならなかった。
その度、子供ながらに「こんな親になりたくない」と思ったし、今も会っていない。
おそらくこれから先、会うこともない。
自分が親になってわかったのは親の怒りの理由は
・自分や誰かを危険にさらした場合
・親の期待や予想を裏切った場合
この2つが大きいところ。
私は親の、特に父親の思うように動く子供ではなかったのだろう。
色んなことで怒られたし、大切なものは破り捨てられたり!
まぁほとんど記憶から消去してるから忘れたけど\(^o^)/
小説の冒頭。
ある日、「石橋ユウ」が虐待されて亡くなった、と
バイオレンスな部分から始まる。
物語は3人の石橋ユウとその母親が登場。
みんなどこにでもいそうな母親だが、思いがけない子供の言動に衝撃を受けて、気づけば手が出てしまった。
これはしつけなのか?虐待なのか?
①夫の実家・静岡に引越してきた専業主婦
めちゃくちゃ順風満帆でリア充してる感じのママ。
金銭的にも余裕があって息子は優しくて頭も良くて勉強も◎
本当は私立の小学校に入れたかったけれど、公立の小学校に通っていて、そこからトラブルが起こっていく。
よくドラマや漫画などで描かれる見張りタイプのママかなって感じでした。
「あなたのため」「子供のため」と必死なんですけど、結局「自分のため」でそれをみんなから見透かされている。
「誰かのため」って言うほど押し付けがましくなっちゃうよね!
② 息子たちの子育てに忙殺されるライターママ
共働きなのに家庭の家事を一切分担してくれない夫。
子供見ててと言ったら本当に「見ている」だけ。
少しの間もじっとしてられない元気のよすぎる兄弟。
私は1番このママに共感しました。
うちはまだ4歳と2歳の姉妹だけれど、日曜日のたった1日だって精神的にクル。
片付けても片付けても秒で散らかされて、喧嘩され、お茶をこぼし、どんどん私のタスクだけが増えていく。
家事も育児もしながら仕事もしないといけないのに、だらりと座って携帯を眺めている夫を見ると怒りが沸騰してくる……のは通り過ぎた。
もう、悟り開いたね!
どうでもいいんだよ\(^o^)/
どうせ頼んだって「うん、後からする」って言ってめちゃくちゃ遅いし、不機嫌なるし、「やってやったからな!」感出してくるから頼まない方がイイ✨
期待はやめだ、やめだ/(^o^)\
「今」やってほしいから「今」頼んでんだ、分かるか、小僧?
③生活のため仕事を掛け持ちするシングルマザー
親のDVされる姿を見て育ち、自分も早くに妊娠、結婚。
夫の身勝手からシングルマザーに。
シンママになった経緯はありがちな理由でしたが、子供を絶対に幸せにしてあげたいと言う気持ちが伝わってきてとっても良いママだなと思いました!
私の周囲にいるシンママは、結構身勝手で子供より自分って人が多いからさ。
自分は手を出さないと言えるのか?
虐待のニュースを見るたびに「最悪。親になる資格ない!」と思う。
だけど読んでる最中、ここに出てくる母親達に痛く共感する(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
「愛情」と言う形で子供を支配下に置いていることに無自覚なのはきっと罪。
うちの親も「愛情」だったのだろう。
でも、私にはそう感じられなかったので難しいところ🙄
親の愛は大きいほど子供へのプレッシャーにもなる。
うちはプレッシャーはなかったけどこてんぱんに自尊心を削ぎ落とされたよ❤️
3人の母の視点で描かれているこの本。
もし子供からの視点で描かれていたら?
それぞれの「石橋ユウ」が見ている母親はどんなだろう?
愛情という名のプレッシャーを与え続けるだけの存在かな。
読んでいると、どうにも他人事ではなくて3人のうちの誰かに共感して泣きそうになる。
子供に手をあげるのはダメだと分かっていても引っ叩きたくなる気持ちはすっごく分かるから。
自分1人だけが頑張っている気がして何もかも放り出したくなる。
続きが気になって3時間くらいで読了したよ!
子育てしている人には一度読んでほしい一冊でした。

コメント