【読書レポ】超訳マンガ オチがすごい文豪ミステリー【文豪っていいね】

読書レポ

どうも!アニメオタクで2児の母。整体院やってるあかねです。
今日は朝霧カフカ先生の『超訳マンガオチがすごい文豪ミステリー』を読んだ感想を書きます。

朝霧カフカ先生といえば文豪ストレイドッグスのコミックス原作を書かれたシナリオライター。
マンガの部分は石川オレオさんが担当されているので文ストとは違う絵柄です。
カフカ先生は本当に文豪達の作品を沢山読んでらっしゃるんですね。
文豪たちの有名な作品だけでなくこんな風にあまり知られていない面白い作品をマンガで分かりやすくアレンジして、興味を惹くチカラがエグいです\(^o^)/

収録されているのは10話

第1話 人間椅子 江戸川乱歩
第2話 犯人 太宰治
第3話 藪の中 芥川龍之介
第4話 妖影 大倉燁子
第5話 外科室 泉鏡花
第6話 畜犬談 太宰治
第7話 白昼鬼語 谷崎潤一郎
第8話 瓶詰地獄 夢野久作
第9話 高瀬舟 森鴎外
第10話 おぎん 芥川龍之介

この10作品です。どの話も短く分かりやすいマンガでスラスラ読めますよ\(^o^)/

1番好きだったのは「高瀬舟」

まず1話目の江戸川乱歩「人間椅子」。めっちゃキモかったです(褒め言葉)
エログロというジャンルを構築したのが乱歩らしいんですけど、まぁキモかった!(語彙力)
江戸川乱歩といえばコナンの名前の由来でもありますよね( ´∀`)

3話目の『藪の中』も面白かったです。「真相は藪の中」という慣用句はこの話が語源のようですのでどんな話か読んでみると慣用句の理解も深まりますよ!
恩田陸さんの書いた『ユージニア』という推理小説を見た時と同じ気持ちになりました。気になった方は是非『ユージニア』も読んでみてほしい。

1番好きだったのは森鴎外の『高瀬舟』。結構有名な作品で教科書に載ってることも多いらしいのですが私の学校の教科書にはなかったです( ˘ω˘ )
何より授業中に習ったことなんてあんま記憶にないっすよね\(^o^)/それが学生!
人間の論理と法治の限界、現代で言うと東野圭吾の小説の『正解のない問い』みたいで苦しかったです。今から100年以上も前にこの矛盾を突く小説が出ていたなんて( ゚д゚)

大人になってよほどの興味がなけりゃ文学作品なんて読もうと思わないかもしれませんがマンガならとっつきやすいのでみなさんも是非🌟

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