【読書レポ】最強の働き方・令和時代の生存戦略【佐藤優】

読書レポ

こんにちは。基本的にアニメヲタクなんですけど読書も好き、あかねです。
今日は佐藤優先生の本を読みました。

難しい本に見えるけど具体例がわかりやすい!

令和時代の新しい働き方について書いてあるのかと思ったら、日本社会の闇・経済の問題点・今後の日本について語り口調でわかりやすく書いてありました。

ドラマ・逃げ恥から考える日本の社会

資格をとればなんとかなると勘違いしちゃだめ。
なんとかなる資格とどうにもならない資格があるんだよ!

逃げ恥といえば2016年に社会現象にもなるくらい流行ったドラマ。
ガッキーと星野源の契約結婚の様子にキュンキュンしながら放送を楽しみにしていたのを思い出します( ´∀`)

どうやら恋愛胸キュンドラマってだけではなかったみたい!

大学院で臨床心理士の資格取得
だけど就職難で派遣社員のみくりちゃん

佐藤優先生は大学で初回の授業に「逃げ恥」を15分間、学生たちに見せてその後、派遣切りに遭うまでの過程を話して「どうしてみくりはこうなったと思う?」って議論をさせるんだって。

・就活を甘くみていた
・大学院卒が活きない資格を取得した
・臨床心理士の世界は就職の可能性が低いのにそれすら調べていない
・派遣先で修士を持っていることを鼻にかけた

などが就活失敗と派遣切りになった要因なんだけど、あのドラマみててこんな事考えた事なかった( ゚д゚)
ひたすらに(あぁぁぁぁ星野源かっこいいわ)っていう感想しか無かった超短絡的な人間だったあかね。

そしてすぐ契約結婚の19万4000円に行くなんて短絡的

とディスられています、本書の中では(・∀・)
まぁどういう理由でそう仰られてるかは読んでみてください笑

『逃げ恥』のヒラマサさんと『ずっとあなたが好きだった』の冬彦さんは同じ!

『ずっとあなたが好きだった』っていう1992年放送の恋愛サスペンスドラマがあるんだけど、それに出てくるマザコン男・冬彦さん(佐野史郎)とヒラマサさん(星野源)はほぼ一緒のキャラ設定。
と著書には書かれてる。
なんで冬彦さんには嫌なイメージがついて、ヒラマサさんめちゃくちゃ人気だったのかというとこれも時代の変化なんだって。

かくいう私もヒラマサ感を夫に求めたよね!

『東京タラレバ娘』から紐解く日本の今

日本の階級社会は現在5つに分けられる

①資本家階級
②新中間階級
③労働者階級の中の正規労働者
④旧中間階級
⑤アンダークラス(労働者階級の中の非正規労働者)

東京タラレバ娘とは?

東村アキコ先生が原作の漫画。
高校時代からの親友3人組。
恋も仕事もうまくいっていない3人が「こうしていたら」「ああしていれば」とタラレバ話を酒の肴に女子会を繰り返す。アラサー女子あるある漫画(ドラマ)

私も友達に借りて読んだよ!
独身だったら笑って読めないよ、泣いちゃう

これ、結婚してなきゃ見れない、アラサー女子メンタル崩壊漫画だから!

佐藤優先生は本書の中でこの3人を階級社会に分類し、分かりやすくダメなところを指摘しています。

感想

最強の働き方とは?漫画やドラマなどを分かりやすく用いて具体例を紹介している本書。
日本はますます格差社会になっていくと思われるけれど、自分が安泰だからといって安心はできない。貧困層の多い社会は病んだ社会であり、犯罪や病気も増加する。
この辺がアニメPSYCHO-PASSに出てくるスラム街と通じるなぁと思いました。
格差が開ききったらそうやって事実上「隔離」されちゃうわけですね。
令和元年、日本はどういう道を辿っていけばより良くなるのか1人1人が考えていかないといけないです。

コメント

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